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石川県立美術館では、2022年8月6日~9月4日まで竹下夢二~憧れの欧米への旅~展を開催されていあます。

最晩年、憧れの欧米への旅で描かれた、異国の風景画、人々の寸景、美人画など、多くの作品を描き残しました。夢二は形式に捉われず幅広い表現で、独自の画風を築いてきました。本展では、この最後の旅となった欧米のスケッチなどを特別公開。その他、憂いのある独特な表現で一世を風靡した美人画をはじめ、幅広い作品を展示。大正ロマンを象徴する夢二の世界を楽しむことができます。

夢二と金沢

竹下夢二の人生は、女性たちとの出会いや別れによって彩られ、創作活動においても大きな影響を与えたとされています。唯一戸籍に入り母となった「たまき」は金沢市(現、大手町)出身。

その生涯において度々金沢を訪れています。「夢二式美人画」は、「大いなる眼の種の殊に美しき人」といわれたたまきをモデルにして生まれたそうです。

また夢二が永遠の人であり、良きモデルにもなった「彦乃」。夢二は大正6年彦乃と二男の不二彦を連れ、金沢郊外にある湯涌温泉に約3週間滞在しました。山道を歩き、詩を詠み絵を描き過ごしたそうです。都会から逃れ山里で過ごした時間は、生涯特別な思い出の場所となったそうです。

湯涌温泉には、金沢湯涌夢二館があります。旅、女性、信仰心といった3つのテーマから、大正ロマンあふれる夢二の魅力ある作品に触れてみてはいかがでしょうか。